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安全運転十ヶ条
安全で楽しいイギリスドライブのために

ここではイギリスをドライブする上で、絶対に外すことができない、安全運転の10箇条を厳選しました。

実際に私がイギリスをドライブ して感じた、気をつけるべきポイント、これだけは絶対に守らなければならないというポイント、そして日本にはない最小限のポイントに絞っています。この10箇条を頭に入れてイギリスドライブにのぞめば、きっと
より安全でスムーズで快適なイギリスドライブができるはず!

日中でもライトを点灯すべし

日中でもライトを点灯して走る車たちイギリスの天気は本当にコロコロと変わります。さっきまで晴れていたと思ったら急に暗くなったりそして雨が降ってきたり…なんてこともしばしば。


だからイギリスでは、
日中でもライトをつけたまま走っている車をたくさん見かけます。これは、少し走ればすぐ暗くなったりするイギリスの独特の天候に合わせたものです。イギリスでは、今明るいからといって必ずしもライトを消す必要はないのです。今は明るくても少し走ればすぐに薄暗くなることもあります。日中でもライトをつけたまま走るというのは、イギリスではごく自然なことなのです。


ライトをつけるということは、自分の目の前を明るく照らすということだけではなく、
相手に自分の車の存在を知らせるという重要な意味があります。だからあなたもイギリスでドライブを楽しむときには、日中でもライトをつけたままドライブすることをおすすめします。そして間違っても、明るい日中にライトをつけた対向車がいたからと言って、パッシングなどしてライトを消すように促してあげる必要はありません。


ラウンドアバウトでは極力減速

ラウンドアバウトに入るときは、極力スピードを落とそうイギリスならではのラウンドアバウトは、交差点で信号使わずに、できるだけ立ち止まることなく、スムーズに通過しようというものです。そのためラウンドアバウトの手前にはしっかりした停止線や信号といったものがないことが多く、思わず今までのスピードのままラウンドアバウトに、流入してしまいそうになります


しかしラウンドアバウト内には、車が走っていることが多く、
スピードを出した状態でそのままラウンドアバウトに流入することは大変危険です。ついつい信号がないということで、スピードを出したまま停止せずに、ラウンドアバウトに入ってしまいがちですが、ここはひとつラウンドアバウトに入る手前では、必ず減速をしていつでも止まれるスピードまでスピードを落とし、ラウンドアバウト内に車がいないかどうか確認してから流入する、そういった運転を心掛けるようにしましょう。


実際、周りの車を見ていると、停止せずに直進してそのままラウンドアバウトに勢い良く流入していく車も見られますが、地元の慣れている人ならいざ知らず、私たちのような旅行者がドライブする時に、そのような運転はとても危険です。ラウンドアバウトは信号がないとはいえ、交差点の一種ですから、そこに入るには入る前には必ず減速をして、場合によっては
一時停止をして、それからラウンドアバウト内に流入するようにしましょう。


特に、
高速道路のインターチェンジを出た後は注意が必要です。高速道路のインターチェンジを出ると、一般道との合流がありますが。ここがラウンドアバウトになっていることが非常に多いのです。しかし、今まで高速道路を時速70マイル(時速112キロ)といったスピードで走ってきたために、思わずラウンドアバウトにも高速で流入してしまいがちです。しかしこれは大変危険ですので、高速道路を降りて、ラウンドアバウトに入る際には必ず減速をして、いつでも止まれるスピードまで車のスピードを落とし、ラウンドアバウト内に車がいるがいないか確認して、車はいなければ、改めて加速してラウンドごとに入っていくということを心がけましょう。


車を離れるときは、必ずロック

ロックを促す看板も多いイギリスといえば、紳士の国ジェントルマンの国というイメージがあります。ヨーロッパを旅行する際に、イタリアなどのラテン系ならいざ知らず、イギリスであれば治安もよく安心で安全だというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。


しかし、それは大きな間違いです。


確かにイギリスは運転マナーもよく、紳士の国ではありますが、
スリ・いたずら・車上あらしといった軽犯罪は多発しています。日本にいるときのような感覚でいると、財布をさスラれたり、車の中から荷物を取られたりといったことがおきないとも限りません。ここはひとつ。イギリスは紳士の国だから安全だといったイメージは忘れて、きっちり自己防衛をしておくことが大切です。


ドライブの際には、車から降りる際にきちっと鍵をかけるということは当然のことです。たとえちょっとトイレに行く、ちょっと買い物に行く、といった
2分・3分の間でも、必ず鍵をかけるようにしてください


そしてそれだけではなく、車の中に貴重品を置いたままにしない、
車の外からのぞいたときに、車の中に貴重品が見えないようにしておくことも大切です。たとえばバック、財布、といったものが、車の外から見える状態にしないことです。そういったものは、車を離れる前にはトランクにしまうか、もしくは携帯するか、そうでもなければ大きなタオルなどで覆って外からダイレクトに見えないような状態にするといった対策をとることが重要です。


違う単位は、要注意なり
高速道路での距離表示案内
▲Birminghamまで「58キロ」ではありません!「58マイル」です。ということは…、キロに直すと、58×1.6=92.8キロ!なんと、100キロ弱もあるのです!

イギリスドライブは日本と同じにハンドルだから、どうついつい安心してしまいそうですが。根本的な違いあることを忘れては行けません。

それは、
「単位が違う」ということです。つまり日本では、100メートル、1キロ、10キロといったような形で距離を表しますが、イギリスでは、500ヤード、1マイル、10マイルといったような形で、距離を表します。

そして1マイルというのは1.6キロ、1ヤードというは90センチを表します。したがって、
時速70マイルといえば、時速112キロのことですし、交差点まで500ヤードといえばそれは、450メートルということを意味します。



イギリスでは、町の中に入ると時速が30マイル程度に制限されることが多々あります。しかしようく考えてみてください。時速30マイルと言ってもキロに直せば、時速約50キロということになります。比較的お店や人が多い街の中でさえ時速50キロということは、
日本の感覚でいえば相当なスピードだということをが分かっていただけると思います。ただ標識に「30」と書いてあると、ついつい時速30キロのような感覚で走ってしまいがちです。でも実際には50キロ近いスピードが出ているわけで、街の中で50キロといえば日本ではありえない相当なスピードです。当然、注意しながら運転しなければいけません。これが単位の違いによる錯覚です。


また慣れないうちは、これがなかなか頭で変換しながら走るというのも難しくて、ついつい混乱してしまうということもあります。というのも、
日本では0.5キロとは500メートルということだとすぐに分かりますが、イギリスで0.5マイルといってもそれは500ヤードのことではないのです。


0.5マイルというのは、あくまでも1マイルの半分ですから、1.6キロの半分。すなわち800メートルを意味するのです。500ヤードというのは、あくまでも1ヤードが90センチですから、500ヤードとは450メートルのことです。このように、1000メートルが1キロといったような単位の相関関係になっていないために、
0.5マイルと言われてもぱっとそれが800メートルということがイメージがしにくくなったりするのです。ここは混乱しやすいポイントなので、気をつけましょう。


「P」以外では、停まらぬが吉
駐車スペースの告知看板
左脇のスペースに駐車

イギリスをドライブしていると、それこそ素晴らしい景色や、かわいらしい動物、思わず立ち止まってみたくなるような建物などに巡り会います。ガードレールも少なく見通しもいいのでなおさらです。


しかし、イギリスの道路は
全体的に日本より流れが速く、また道路わきのスペースもそれほど広くはありません。またイギリスの道路は、日本よりも自然の地形を生かして作られているので、道がくねくね曲がっていたり、アップダウンの起伏も比較的激しいのが特徴です。ですからこういったところで、駐車スペースでもない道路端に急に車をとめるというのは非常に危険な行為になります。


イギリスの道路ではところどころ、車を止めることができる
「P」マークが書かれたスペースが、路肩に用意されています。もし写真を撮りたいとか、ちょっと立ち止まりたい、道を確認したいなど、車を停めたいなぁと思ったら、「P」マークのあるところで停まるようにしましょう。


歩行者や自転車に注意せよ

自転車は車のすぐ横を走るイギリスドライブで気をつけるべきものとしては、自転車と歩行者が挙げられます。これは日本でもどこでもいっしょじゃないかという方がいるかもしれませんが、イギリスの自転車や歩行者は、さらに一歩上をいっています。


というのも、まず自転車ですが、
イギリスでは自転車は歩道ではなく車道走ります。実際に車道にも、自転車専用のレーンが設けてあったり、自転車専用の停止線が設けてあることも少なくありません。それくらいイギリスでは、自転車は車の仲間として道路を走ることが普通になっているのです。


だから自分が車で走っていると、すぐ前や横を自転車が走っているということもよくあります。自転車は渋滞していても横をすり抜けていったりしますし、どうしても車よりはスピードも遅いために、車が横の車線にはみ出しながら追い越していくといったような光景もしばしば見受けられます。ドライブ中に自転車を見かけたら、
自転車の動きを意識しながら走るように心がけた方が良いでしょう。


イギリスでは、赤信号でも気にせず横断そして歩行者ですが、こちらも、日本の歩行者とは少し動きが異なります。というのも、特に町中での交差点に多いのですが、
歩行者はまずほとんど信号を守りません!車がきていればもちろん止まりますが、車が来ていなければ、赤信号でも一向にお構いなく、また焦ることもなく、普通に道路を横断しています。


これにはイギリスの横断歩道、信号のタイプが影響しています。イギリスの横断歩道は、日本のように、
道路の端から端までが一気に青になって渡って行けるようなタイプではないのです。イギリスの横断歩道では、道路の中央に中島があり、道路を横断するためにはまずは歩道から中島までの信号が青になった状態で中島まで移動し、それから中島でいったん立ちどまって、今度は中島から反対側の歩道に深く信号が青になるのを待たねばならないのです。そのためイギリスの歩行者は、少しでも隙があれば先ず道路の真ん中の中島まで進もうとします。結果としてイギリスの歩行者は、あまり信号を守らない、タイミングさえあればいつでも道路横断するという動きをすることになります。これは日本との大きな違いですので頭に入れておく必要があるでしょう。


フットパスをあらわす標識また、郊外へ行くと、今度は
「フットパス」が現れます。イギリスでは、歩くこと・散策することがひとつのレジャーとして定着していて、この「フットパス」というのは散策のための道路のことです。基本的に車道とは別になってはいますが、クロスしているところもありますし、車道を歩いている人もよく見かけます。また、イギリスではあまりガードレールがなく、歩道と車道とが分離されていないこともあり、日本のドライブよりも、歩行者への注意が必要と言えます。


迷ったら、前の車について行くべし

迷ったら、とにかく前の車についていこう海外ドライブにつきものなのが、「道に迷う」ということ。見ず知らずのところを走っていると、どこを走っているのかわからなくなって、どうにも不安になったりすることもよくあることです。とくにイギリスでは、ラウンドアバウトという、日本にはない独特の交差点があるためにこういったことがよくあるのです。


日本のような十字路タイプの交差点であれば、まっすぐとか右折とか左折といったことで、大体の進むべき方角は見当がつきます。しかし
ラウンドアバウトでは、ぐるぐる回りながら自分が目的とする道へと出ていくので、ぐるぐる回っているうちに自分が出て行く予定だった道がどこだかわからなくなる!?ということがよくあるのです。結果ラウンドアバウトで、一つ違った道に出て道に迷ってしまった、ということも少なくないのです。


しかしそんな時にこそ、慌ててはいけません。今どこを走っているだろう?どこに向かってだろう?ここはどこなんだ?さっき道を間違えてしまったかもしれない・・・、などと
考え事をしながら不安な気持ちで上の空で走っていると、ついつい運転への集中力がなくなってしまい大変危険です。


そんなときにはとにかく余計なことは考えないで、
無心で前の車についていく!これがポイントです。これは、とりあえず前の車について走っていけば、誤って入ってはいけない一方通行の道を逆走したりするようなこともなく、とりあえずはスムーズに・安全に運転を続けることができるからです。どっちにしろ今どこにいるか分からなくなっているのですから、もうこうなれば前の車にしばらくついていっても同じこと、と開き直りましょう


そして前の車についていく中で、ちょっと車を止められるスペースがあるところを発見したり、もしくはお店の駐車場などに入れそうなところがあれば、そこに入って
車を安全な位置に止めてから、改めて地図帳を見たり、周りの看板を見たり、場合によってはお店の人近くの人に道を訪ねたり、現在位置を訪ねたりしながら場所を確認するというのが、正しいやりかたです。

不安な時にこそ余計なことを考えずに、安全に運転するということを心がけましょう。


「L」マークには、注意すべし

「L」マークをつけた車イギリスをドライブしていれば、きっと皆さんも目にすることでしょう―――「L」マークをつけて走っている車。


これは、
「運転の練習中」を表すマークです。日本の感覚でいえば、「仮免許練習中」のようなイメージです。しかし!驚くべきは!イギリスではなんと自動車教習所の中での運転練習というのがなく、いきなり路上です。


ですから、「L」マークを付けて走っている車と言うのは、もしかしたら
今日が人生の中でうまれて初めてハンドルを握って走った日!という人がいても不思議ではないのです!ですから「L」マークをつけた車には極力近づかないようにする、車間距離をあけて走ると言うのが正解です。


また、「L」マークと似たものに
「P]マークがあります。こちらは『免許はとったけど自信ないです』の意思表示をするマークですが、その貼り付けは任意のため滅多に見かけません。…が、それだけにこれをつけて走っている車を見かけたら、よっぽど運転に自信がないということの意思表示に他なりませんので、それこそ気をつけましょう。


車間距離は日本の倍とるべし

長めの車間距離で安全運転これはもう完全にルールと言うか、自分の中での決まり事として決めてしまうのがいいでしょう。日本で運転しているときの2倍の車間距離を取ってイギリスでは走るようにする、これがポイントです。


事故と言うのはいろいろな原因がありますが、そのほとんどは
車間距離をとっていれば防げると言っても過言ではありません。車間距離をとっていれば、万が一前の車が急ブレーキを踏んでも十分対応できますし、前の車が離れているから見通しもよくなり、飛び出しといった不測の事態も事前に確認することができます。


イギリスでは車間距離をとって走っているからといってその間にどんどんわり込まれるといったこともあまりありません。みんな自分のペースというものを持って走っていますから、スピードが速い人はどんどん先に行きますし、遅い人は後ろの方についてきます。ですから
自分のペースを守って自分の車間距離をとって走っていればいいのです。

日本で走っているときの感覚の倍ぐらいの車間距離をとって走ろうと意識しながらドライブをする、これが
イギリスドライブを安全に、そして楽しく走ることができる秘訣です。



夜間のドライブは、控えるべし

暗くなると、見通しも悪くなるなれない異国の地での夜のドライブは余りおすすめしません。夜になれば当然視界が悪くなります。まして普段走りなれていない異国の地ですからなおさらです。


そしてもう一つ、イギリスでの夜のドライブをあまりおすすめできない理由があります。それは、
イギリスは夜が早いということです。日本の感覚だと夜でもコンビニエンスストアもあり、普通のお店だって夜7時8時くらいまでは空いていますが、イギリスではそうはいきません。夕方5時6時で閉まってしまうようなお店も多く、24時間空いているコンビニエンスストアのような形態のお店は皆無です。夜遅くなれば、B&Bのような宿泊施設も閉まってしまいます。また夜になると、イギリスドライブの最大の楽しみである「すばらしい風景」もまったく見えなくなってしまいます。


イギリスドライブでは、
夕方までにB&Bに入ってその日の宿泊地を決めてしまい、それから先は車はとめて、近くのパブに行くのがおすすめです。パブはイギリスの雰囲気を満喫する上ではずせないポイントです。パブで夕食を食べたり、他のお客さんと話をしたり…、そして部屋に帰ってからは明日の計画を立てたり…、といったことに時間を使うようにしましょう。

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